スマホはもっておらず、ガラケーでギリギリまで粘っているうちの母。
もちろんパソコンもインターネットも使えません。
数少ない趣味にクロスワードパズルがあるのですが、本人の知識だけだとどうしても答えが埋まらないため、
電子辞書を使っていろいろ調べながら答えを記入しているようです。
(クロスワードに辞書使ってええんか?と思うかもしれませんが、本人が調べること含めて楽しんでいるので、いいのです。)
ただその電子辞書もかなり古いもの(私が学生時代に使っていたもの)なので、情報が古く、
画面も文字が見づらくシニア世代には使いにくそう…と思い、新しい電子辞書を買ってあげようということに。
今はスマホもあるし、電子辞書も実はオワコンなんじゃねーの??ww
とか思っていてすみませんでした。
電子辞書、普通に現役バリバリ(死語)で使えますね。しかもいろんな種類が出ている。
値段はピンキリで、内容の充実度に比例しています。
学生向け、シニア向け、以外にも社会人・ビジネス向けなんてのもありました。
普段電子辞書を使うまでもなくネットで調べたりしてしまうので使う機会もなく、知りませんでした!
今回は、私と同様に電子辞書を高齢者にプレゼントしようかなと思ってる人向けに、
SHARP『Brain』PW-AA2をレビューしていこうと思います!
SHARP『Brain』PW-AA2のスペック
SHARPから「生活・教養モデル」として2019年に発売。
この記事を執筆している2022年時点では、新モデルも出ています。
大きさ、重さ
高さ:18.4mm
https://jp.sharp/edictionary/old-lineup/pw-aa2/
幅:152.4mm
奥行:94.5mm
重さ:約265g
(公式サイトより引用)
落ち着いた深いグリーンとホワイトの2色展開です。
在庫の都合でグリーンを購入しました。
すべすべしたマットな触り心地で、細かいパール感のあるグリーンです。
持ってみた感じは、すごく重いということはなく、サイズ感も手になじみます。
けどスマホよりは重いですね。
収録内容
これがまたびっくりするくらい色々と収録されています。
なんと、「150コンテンツ+3000文学作品」だそうです。
とてもここでは載せきれませんので詳しくは公式ページをご確認頂きたいのですが、
基本的に調べ物をしたいときに使う辞書は網羅されていると言ってよいと思います。
特徴
最新のスマートフォンを見慣れている私たちからすると、ちょっと懐かしい気持ちになる液晶の解像度です。
ですが、文字はくっきり見やすく、大きさも変更できます。
図鑑などはカラー写真も載っており、ガラケーで見る写真みたいだなーという印象を受けました。
すでに最新のスマホを使いこなしているシニアには、ちょっと見難く感じるかもしれませんね。
液晶はタッチパネルにもなっています。
本体側面にタッチペンが収録されており、メインメニュー選択や、手書き文字検索などで利用できます。
付属のACアダプター・microUSBケーブルによる充電式。
乾電池タイプではありませんのでご注意を。
使用時間は約130時間とのことです。ちょこちょこ使う程度であればすぐには充電も無くならないでしょう。
説明書には詳しい使い方は書いていない
アナログな高齢者には結構重要な問題かと思いますが、箱に同梱の説明書には詳しい使い方は書いていません。
初期設定として時刻の設定方法と、電源の入れ方などは書いてありますが、
コンテンツごとの細かい使い方などは解説してあげた方がいいかもしれません。
一応電子辞書のメニュー内に「使い方」ページがあるのですが、
果たしてそれを活用できる高齢者はどれくらいいるのだろうか…?という感じですね。
PW-AA2を選んだ理由
シニア向けや教養モデルと題されている電子辞書は他メーカー含めほかにもありましたが、
私がこれをプレゼントに選んだ決め手がいくつかあります。
まずは文字の見やすさ
何よりも一番重視したのは画面の見やすさ、文字の読みやすさです。
ただ、さすがシニア向けということもありどのメーカーも見やすさは大差ないようでした。
最新ではなく型落ちなので価格が抑えられる。
最初は調べてみると最新モデルしか結果に出てこなかったため、
結構お金かかるんだな~どしようかな~と思っていました。
が、楽天市場で色々調べたりしているとどうやら型落ちモデルも販売している模様。
高齢者がクロスワードパズルやるくらいだったら、最新モデルじゃなくても十分だろ!ということで型落ちモデルで今度は調べなおしました。
最新モデルだと2万~3万くらいはしますので、
結果、1万円くらい価格を抑えることが出来ました。
筆者購入時のメモを参考までにどうぞ。
購入時期:2022年4月
購入場所:楽天市場内のショップ
購入価格:約16,900円
辞書以外に図鑑などが収録されており、カラーで見れる。
この電子辞書の面白いなと思ったところは、夏井先生の俳句の本が収録されていること!
大人気番組『プレバト!!』の人気コーナー、俳句コーナー担当の夏井先生が書かれた本が収録されています。
タブレットほどの見やすさはありませんが、電子辞書で本も読めるのすごくない??と感動してしまいました。
うちの母は自分では俳句を詠んだりしませんが、プレバトは楽しく見ているようなのでもしかしたら興味をもってくれるかな?と思い、夏井先生の本が収録されているこの機種を選びました。
ほかにもNHK趣味の園芸の本(初級編みたいなやつなので「もう知ってること書いてあるわ~」みたいな反応でしたが)だったり、植物や動物の図鑑、歴史の便覧のような辞典など視覚的に楽しめるものがたくさん収録されています。
クロスワードを解く以外の用途でも使えそう!
図鑑もカラーで見ててたのしいね!
山歩きとかに持っていくと、植物図鑑ですぐ調べられていいかも!
ほかにもレシピ本やアロマテラピーの本、ツボの本とかもありますし、
将棋や漢検ドリルなどゲームアプリも収録されているので、シニア以外でも幅広い年代の方が楽しめるものになっています。
これ1台あると調べ物もゲームもできるってこと??
ほぼスマホみたいなもんじゃん!
母親が実際に使ってみた感想
購入から数週間が経った今、母親に電子辞書の使い心地を聞いてみました。
購入の参考にして頂ければと思います。
- 電子辞書の使い心地はどうですか??
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クロスワードやる分には問題ない。キーボードが前使っていたものより大きくなって押しやすいね。
- タッチペンもあるけどどう?
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手書き入力してみたけど、なかなか文字が認識されない。キーボード入力のがラク。
- 文字の大きさとかはどう??
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前使ってたものより文字見やすいし、画面も明るくて見やすいと思う。
- ちなみに文字の大きさはサイドメニューから変えられるっぽいよ
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へえ~知らんかった。
- 図鑑とか便覧みたいなやつあるでしょ。何か見てみた?
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植物図鑑とか家庭の医学とかは見たよ。カラーの写真付きだから見ててわかりやすい。
- 将棋とか漢字ドリルとかのアプリあるでしょ。その辺はやってみた?
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やってない。よくわかんなそうなのは触ってない。
- 夏井先生の本とか、あと青空文庫ってところに小説とか収録されてるんだけど…
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夏井先生の本は冒頭だけちょっと読んだ。縦書きだから読みにくくて。
…とまあ、こんな感じの感想でした。(笑)
スマホすら持たない高齢者だとこんな感じです。
こちらが狙った楽しみ方はまだまだ出来ていないようです。
徐々に慣れて、いろいろなコンテンツを楽しんでくれるようになったら良いな…。
母の日プレゼントとして電子辞書をプレゼントしてみたまとめ
パソコンもスマホも使えない母親なので、電子辞書を触っておくことで少しでもガジェットに慣れておいて
スマホデビューをラクにできないかな~~というこちら側の願望もあります。
電子辞書ならスマホほどコワクナイヨーってことだね
高齢者になってもいろんなことに興味をもって調べたり、趣味の幅を広げてほしい。
ボケ防止にもつながるし、何より本人が少しでも楽しく老後を過ごせるようにしてほしい。
そんな気持ちで選びました。
スマホには拒否反応を示すけど、電子辞書ならワンチャン触ってくれるかも?!
と思った方にもぜひ試してみてほしいです。